奨学金を借りて大学に行こうか迷っている人またはそんな子どもをお持ちの方
「将来、返済ができるかな。大丈夫だろうか…。そこまでして勉強する意味って?」
ということで、今回は『【奨学金200万円返済って可能?大変?】大学で勉強する意味とは?』をお話しします。
同僚のサラリーマンでも「奨学金の返済がきつくて…。」と話されている方もいます。
もちろん、完済された方もいます。
※一緒に考えていきましょう。
ウメ犬スペック
- 年齢:アラフォー
- 4人家族
- 4年制大学卒
本記事のテーマ
●奨学金を借りて全額返したウメ犬が、ウメ犬視点で奨学金の返済についてお話しします。
●奨学金を借りてまで大学で勉強する価値があったのか、ウメ犬視点で解説します。
【奨学金200万円返済って可能?大変?】大学の価値も含めて解説
■奨学金とは
まずは「奨学金」というものについて詳しく見ていきましょう。
日本学生支援機構のウェブサイトからの↓紹介です。
経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。
奨学金には、「貸与型」の奨学金と「給付型」の奨学金があります。
奨学生は2.6人にひとり ※昔の数値とともに比較、社会情勢と共にどう変化したか?
大学院・大学(学部)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)で学ぶ学生・生徒を対象として、第一種奨学金(無利子)・第二種奨学金(利子付)を貸与しています。
平成27年度予算における事業規模は貸与金額が約1兆1千億円、貸与人員は134万人に上り、また、第一種奨学金と第二種奨学金の貸与金額の比率はおよそ1対2.5となっています。
奨学金の財源に占める返還金の割合は非常に大きく、将来に渡って多くの学生等を支援していくためには、奨学金を確実に返還していただくことが極めて重要になっています。
※引用:日本学生支援機構:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html
主に高校を卒業後、さらに勉強をするために奨学金を借り学校に行く人が多いことがわかります。
基本的に、自分がこれから行く学校の授業料等を賄うために利用されています。
また、2.6人に1人が借りている事からもわかるように、多くの学生が利用しているのが現状です。
◎その他奨学金について詳しくまとめてくれているサイト
↓よろしければこちらも合わせて見てみてください・
・マネコミ!:https://manekomi.tmn-anshin.co.jp/kakei/17370201
■奨学金制度で今、問題となっていること
○奨学金が返済できない
日本学生支援機構の奨学金を返せずに自己破産した人が過去5年間に延べ1万5,000人にのぼり、そのうちの約半数が親や親戚など保証人であるとの報道がありました。
引用:マネーの達人:https://manetatsu.com/2018/02/117630/
↑ネットの検索で上記のようなものがありました。
あなたも一度は報道で見聞きしているのではないでしょうか?
奨学金と言えど「借金」であることには変わりないため、少なからず、このような事が起きることは予想されます。
では実際のところ、数字としてはどうなっているのでしょうか?
奨学金返還者の自己破産について
※引用:日本学生支援機構:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html
奨学金返済者の自己破産の割合は平成28年度の1年間で2,009件 (0.05%)となっています。
また、平成28年度の日本全体の自己破産割合は0.05%となっており、奨学金返済者の自己破産割合が、特別高いものではない事がわかります。
※しかし、割合が「0」ではありません。ここは事実として受け入れないといけません。
そのため、日本学生支援機構では返還困難時のセーフティネット等も準備しているとのことです。
以上のような取り組みから、ほとんどの方が返済ができている事実が数値から読み取れます。
○奨学金が返済できない⇨ここだけがクローズアップされているのではないか?
もう一つの問題は「奨学金が返済できない」ということだけがクローズアップされているのではないか?ということです。
【平成31年3月29日更新】
最近、JASSOの奨学金事業に関し、様々な報道や出版等がなされていますが、これらの中には、誤解に基づくものも散見されます。
このような報道、出版等の影響により、「奨学金を利用して大学等で学びたい」と考える学生・生徒の皆さんが過度に不安を煽られ、進学や学業継続を断念してしまわないか、JASSOではこのことを最も懸念しています。
引用:日本学生支援機構:https://www.jasso.go.jp/sp/about/jigyou_rikai/index.html
実際に日本学生支援機構も懸念があるとしています。
では、大学の時に奨学金を借り、全額返済が完了したサラリーマンであるウメ犬が実際どうだったのかをお話しします。
■奨学金は返済可能なのか?
結論:返済は可能です。
※ウメ犬は約200万借りてました(利子あり)
毎月1万円以上をコツコツと15年かけて返済しました。
○返済のポイント
ポイントをまとめてみました
①まず、できると思うことが大事。
②人は「お金を持っていたら持っている分だけ使ってしまう」ものと理解する。
③「稼ぐ」と「節約」の2つを意識する。
※そこまでポイントらしいことはありませんでした。
ウメ犬が今思うことは、高校生からお金について学ぶ必要があるという事です。
※まだ、高校生だからと甘えないことが重要です。
具体的には、まずは1冊「お金に関する本」を読んでみましょう。
本はなんでも良いです。
「初心者向け」でページ数が少ないものを選んでください。
自分自身に知識がつけば、SNSで発信しているインフルエンサーが、何を意図して情報発信しているのかが少し見えてきます。
■では、奨学金をもらってまで、大学で勉強するべきなのか
ウメ犬的結論:行ってよかった
⇨理由:高校と大学では勉強する内容、勉強に向かう姿勢が違うからです。
○例えば…
⚪︎内容の違い
- 高校…数学、日本史、英語
- 大学…経済学、心理学、経営学、中国語
→より実践的に学ぶ事ができる。興味の幅が広がる
⚪︎勉強に対する姿勢の違い
- 高校…やらないくてはならない(強制力が強い)
- 大学…単位が取れればどちらでも良い
→社会に出る前の練習に 自分で考える癖がつく
上記の2つのような違いをウメ犬は大きく感じていました。
自分自身が興味のあることだけを勉強できる環境はありがたかったです。
※今思うともっとやっておけばよかったと感じています。
特に「心理学」について学べたのはうれしかったですね。
今、また興味を持ち始めて勉強しています。
いつか何かの役に立てばいいかなくらいで勉強しています。
しかし、ウメ犬にとって大学に行ってよかったと思った最大の理由は「成功体験」を積む事ができたという事です。
以下にまとめています。
■ウメ犬人生最大の成功体験
ウメ犬人生最大の成功体験は「大学受験に合格した」という事です。
これがなければ、どんな人生になっていたのだろうか…。
怖いくらいです。
きっと、
結婚もしていない。
太ったまま。
仕事もしていないかも?
そんな感じだったかもしれません。
やればできるを学ぶ事ができました。
ウメ犬は高校の時にめちゃめちゃ好きな「野球」をやめていました。
野球を続ける事ができなかったことをウメ犬はいまだに後悔しています。
ウメ犬はこの時、勉強することを言い訳に野球をやめました。
でも実情は練習が辛くてやめただけです。
しかし、ここからウメ犬は猛勉強を開始しています。
大好きな野球をやめた理由は「勉強すること」
たとえ言い訳だったとしても勉強し、成果を出して、あの言い訳を真実にしないとまわりからどんな目で見られるかわからない。
そして自分が納得できない。
そこからはなりふり構わず勉強しました。
勉強ができる兄に、勉強を聞きにいきました。
1日、10時間以上勉強して胃腸炎になり、夜通し吐き続けたこともありました。
勉強していないと死ぬとまで思ってたかもしれないです。
そして特に有名大学ではないですが、無事に合格する事ができました。
※自分が通っている高校から合格したのは私含めて3人もいませんでした。
当時の話を友人から聞く機会があったのですが、
「ウメ犬さんはきっとあの大学受験しても落ちるよ。」
と言われていたそうです。
この人生をかけて戦い、勝った「大学受験」の経験は、その後の人生に大きな影響を与えています。
自分が「できる!」と思えたことは実現が可能。
この経験があるから、大学に行ってよかったとウメ犬は思っています。
■社会の雰囲気
では、サラリーマンであるウメ犬が日々感じていることを、社会人の目線から解説します。
①大学出身者の方が給料が高い
⇨傾向としてですが、各企業この傾向が強いです。
②さらに高学歴の人ほど給料が高い
→仕事ができる人が多い傾向(頭が切れる人が多い)
※勉強ができる人は仕事もできる傾向は強いです。
※勉強しかしてこなかったみたいな人をウメ犬は見た事がないです。
■アドバイスをするのであれば
奨学金を借りて大学にいこうか迷っているのであれば、下記2点をしっかりと考えましょう。
①必ず情報は自分で確認すること(視点は2つ以上持つ)
・大学にいく意味については議論が分かれるところ
・「オワコン化している」と語る人がいる一方、「いくべき!」と語る人がいます
・情報はどちらかに偏るのではなく、反対意見も確認しましょう。
・あなたにとってのメリット・デメリットを確認するようにしましょう。
②奨学金は未来の自分から借金している
・この自覚は持ちましょう。
・奨学金を返済することは可能ですが、決して楽なことではありません。
・お金の価値については常に勉強しましょう。
・お金の勉強に歳は関係ありません。早い方が良いです。
■ウメ犬のお願い「今の勉強を疎かにしないで」
「今、学校で学んでいること+αで勉強していこう」
Twitterやインスタグラム等SNSでいろんな情報を見る機会が多いと思います。
- 中学生で月○○万円稼いだ
- 学校は行く必要はない。今すぐに起業した方が良い。
世の中には魅了的な言葉が溢れていて、それがいろんな媒体からあなたに語りかけます。
その情報を見てあなたはどう思いますか?
「学校の勉強なんてしなくていい。今すぐにお金を稼ごう!」
ネットで見るお金の稼ぎ方はなんだか簡単そうに見えますよね。
それも良いかもしれません。
可能性は無限大です。
プロ野球選手がごく一部の才能と努力をした人たちの集まりのように、お金を稼げている人もまた、世の中を見るとごく一部です。
このことも頭のどこかに留めておく必要があります。
これも現実です。
【奨学金200万円返済って可能?大変?】大学で勉強する意味とは?のまとめ
ということで、[【奨学金200万円返済って可能?大変?】大学で勉強する意味とは?]を記事としてまとめてきました。
以下がまとめです。
■奨学金の返済について⇨可能です。
- 不安な場合は「奨学金」について勉強してみましょう。
- 奨学金は未来の自分からの借金です。
■大学で勉強する意味について
- 今まで触れる機会すらなかった勉強をする事ができます。
- 自分の目的次第で意味があるものに変化します。
※全て個人的見解です。
それでは、この記事が何かあなたにとってのヒントになっていたら幸いです。
ではまた。
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