「これから先、買い物をしなくなるってどういうこと?」
「買い物のめんどくさいを取り除いた結果、従来のような買い物をしている実感が減ります。そして、実店舗への買い物の回数が減ります。」
こんにちは。ウメ犬です
今回は『【衝撃的未来予測②】書籍:2025年人は「買い物」をしなくなる「第1章」についての書評+要約』についてお話ししていきます。
小売業に関係する人は、かなり気になるタイトルではないでしょうか?
各章ごと解説していきます。
【衝撃的未来予測②】書籍:2025年人は「買い物」をしなくなる「第1章」についての書評+要約
概要
『2025年人は「買い物」をしなくなる「第1章」』解説
この記事でわかること
・人々が買い物のために店に行かなくなる理由
・買うためのプロセスを省略することで、残る楽しみは「商品の開封」
①人々は買い物のために店に行かなくなる
「買い物に行くのは、けっこうめんどくさいんだよな。」
このように思っている人も多いと思います。
それはなぜなのか、
1.店に行く
2.外に出るために、身支度を整えないといけない
3.車等を運転し、移動しなくてはならない
4.店についても商品を広い売場の中から見つけないとならない
5.見つけても類似商品から選ばないとならない
6.お金を払うために、レジに並ばないといけない
このように買い物にはプロセスが多いからです。
こんな「めんどくさい」を解消してくれたのが、ネットショッピングです。
直近、コロナ禍ということもあり、ネットショッピングする回数が増えた人は多いと思います。
私自身も生鮮品、日用品以外はネットショッピングを活用することが増えています。
※Amazon、ユニクロ、食べチョク、楽天等たくさんのネットショップを活用しています。
日本において、消費者向けEC(Eコマース=電子商取引)の市場規模は約18兆円だ。この数字は大きいようにも見えるが、実はすべての商取引のうちECが占める割合、つまり「EC化率」は、わずか6・22%しかないのだ(経済産業省「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」より)。
引用:2025年人は「買い物」をしなくなる
実は、今はまだ、買い物全体の6%ほどしかECは使われていないんです。
ネットショッピングに慣れた今の若い層が年齢を重ね、経済力を付けたら、今よりネットショッピングの市場は拡大します。
そうなれば、やはり、
「人々は買い物のために店に行かなくなる」
そんな未来が待っていることは、明白なのではないでしょうか。
②選ぶのが面倒な人たちは、AIを信じ始めた
消費者は、たくさんの中から商品を選ぶのが面倒になってきている。しかし、選ぶのが面倒でも、最終的にはいずれかの商品を選ばないといけない。
引用:2025年人は「買い物」をしなくなる
以前、商品を選ぶ判断材料となっていたのが「TVCMや新聞広告」でした。
「TVCMでやっていたから、この商品を買おう。なんかTVCMでやってるから安心だし。」
私自身も買い物する際に、そんな判断をして商品を買った記憶があります。
※私が所有するテレビ「TOSHIBA REGZA」はTVCMがきっかけで購入した記憶があります。
しかし最近は、この従来型の広告手段が、消費者に対して効果が薄くなってきているといいます。
では、今は、どのような判断基準で、人々は商品を選んでいるのでしょうか?
それが、
「AI」と「口コミ」
です。
『「AI」を判断基準にする』の具体例
「最近、Amazonの「あなたにおすすめの商品」の精度がかなり高いな。」
このように感じることはありませんか?
私は特に電子書籍を選ぶときに感じています。
数多くの書籍からどれが良いかを自分で選ぶ必要はなく、Amazonからオススメされた中から、素直に読みたい本を選ぶ。
この方が断然早く、間違いがないと感じています。
「口コミ」に関する具体例
「あなたは、人気YouTuberがおすすめしている商品を、実物を見ずに、ネットで購入したことはないでしょうか?」
私は最近、ヒカキンさんがYouTubeで紹介していた「Apple Watch」を購入しています。
そのほか、昨年はシャイニー薊さんがYouTubeで紹介していた「フードプロセッサー」を購入しました。
「Apple Watch」、「フードプロセッサー」を紹介していたYouTubeはともに、この2つの商品をメインに宣伝していたわけではありません。
しかし、人気YouTuberのお二人が使っているということで、購入しています。
③買うプロセス省略でも残る楽しみは「開封の儀」
皆さんが買い物のプロセスで一番楽しいと感じる瞬間は、どのタイミングだろうか? 商品を選ぶとき? レジに並ぶとき? 決済をするとき? 商品が家に届いたとき? 多くの人は、「封を開ける瞬間」ではないだろうか?
引用:2025年人は「買い物」をしなくなる
「買い物」にはたくさんの「楽しみ」があります。
・お店までみんなでドライブする
・いろんな商品をウィンドウショッピングする
・高額商品を思い切って購入するドキドキ感
でも、1番ワクワクするのは「その商品を袋から取り出すときだ」と本書では語られています。
最近、私が「食べチョク」を利用したときに経験したことです。
かしわ・鳥刺し専門店「大摩桜」から届いた商品を開封したら、商品の中に、なんと「直筆のお手紙」が入っていました。
この直筆のお手紙には、心から感動させられました。
実際、現在は多くのハイブランドも、「Unboxing(アンボクシング)」=「届く瞬間、箱を開ける瞬間のユーザー体験」を最も重要視している。
引用:2025年人は「買い物」をしなくなる
商品を開封した時の楽しみを最大化する取り組みは、これからも加速していくことでしょう。
まとめ
今回は『【衝撃的未来予測②】書籍:2025年人は「買い物」をしなくなる「第1章」についての書評+要約』についてお話ししていきました。
第1章のテーマは
『ショッピング体験の進化で、人々は「買い物」をしなくなる』
でした。
解説した項目は下記の3点です。
①人々は買い物のために店に行かなくなる
②選ぶのが面倒な人たちは、AIを信じ始めた
③買うプロセス省略でも残る楽しみは「開封の儀」
ビジネスの未来予測に興味のある方はぜひ、ご一読ください。
【参考】
ではまた。
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